「整体院あんか 松山本院」で徹底的に根本改善へ

膝の痛みに関する最新の知見

グルコサミンでは改善しない!?

AdobeStock_209463490「グルコサミンを飲むと少しはよくなりますか?」と本当によく患者さんに聞かれます。

グルコサミンなどのサプリメントに関してはさまざまな研究がありますが、結論から言うと、軟骨の修復効果は期待できないというのが日本の医療界の見解です。

関節の軟骨は約80%が水分と、コラーゲン、プロテオグリカン、わずかな軟骨細胞で構成されています。

グルコサミンはアミノ酸や糖などのように、小さいな物質に分解されないと腸から吸収されません。

また吸収されたアミノ酸や糖は血液に乗って運ばれるわけではありません。

たとえその一部が軟骨に運ばれても、すでにグルコサミンとは異なる物質になっているので、軟骨の成分になるとはいえないのです。

「飲みはじめてから動かしやすくなった」

と感じている人がいれば、それはプラセボ効果といって本来は効能のない薬を、効能があると信じて飲むと、あたかも効果があるかのように症状が改善する状態になっているかもしれません。

どちらにせよ、改善するのであれば結果オーライかもしれませんね。

研究では吸収されてすり減った軟骨の修復するからというよりも、炎症を抑えて痛みを軽減する可能性があるという報告もあります。

賛否ありますが、もし、膝の痛みにサプリメントの効果があるのなら、病院で処方されていると思いませんか?

サプリメント効果があるものは他の病気などでは処方されることもあります。

しかし、股関節の軟骨をつくるサプリメントは病院では処方されないのです。

それが答えではないでしょうか。

湿布や痛み止め薬、ブロック注射をくり返してはいませんか?

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骨折や脱臼などの外傷以外の整形外科的な疾患のときには、まず、痛みを軽くする治療が行われます。

多くは痛み止め薬(非ステロイド性の消炎鎮痛剤)が処方されます。

使われるのは主に錠剤やカプセルですが、効果が少ないときには、肛門に入れる座薬も使用することがあります。

薬以外の薬物治療として、局所麻酔剤の注射によるブロック療法というのがあり、筋肉などに行われます。

私の考えとしては、急性期の症状で炎症を抑えないといけない時期、痛みが強度で日常生活やお仕事に支障がでているときには薬物療法は必要です。

しかし、慢性的な痛みに対しては、リスクがあります。

痛み止め薬は胃腸障害や、むくみなどの副作用を伴うこともあります。

また、長期的な服薬により、肝臓や腎臓に負担がかかることもあります。

痛みがでているということは、関節に負担がかかり、それを知らせてくれるために脳に信号として送られるのです。

つまり、麻酔のように痛みを感じなくさせているだけなのです。

関節に負担がかかる原因が解決しないかぎり、痛みが再発する可能性が高くなります。

状況に応じ、適切に使用することが大切です。

薬物療法だけに頼るのではなく、体に起こっている原因を解決することで根本的な改善につながってきます。

 

冷やした方がいいの?温めた方がいいの?

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膝だけでなく、温めていいのか冷やしたいいのか迷うことがあると思います。

そんなときは、「熱と腫れ」があるかないかで判断します。

熱と腫れがあるときはまず、冷やします。

ただし、温めるのは熱と腫れに関わらず、いつ行ってもかまいません。

熱と腫れがあるときは冷やしてから一時間以上あけてから温めてください。

痛みがなくてもひざがほてったり腫れていたりしているときには、まず氷やアイスパックで冷やしましょう。これをアイシングと言います。

熱っぽくなく、腫れているだけのとき、水がたまっているときにも冷やして様子をみます。

冷やすだけの簡単なケアですが、炎症を抑えることができ、症状の軽減に役立ちます。

アイシングは1回30分~1時間ほど、ひざの腫れや熱が治まるまで1日2~3回を目安に行ってください。

また、患部を温めることを温熱療法といいます。

血流を促し、新陳代謝を活発にして痛みの軽減に効果がある場合があります。

家庭では入浴するのが最も良い温熱療法になります。

 

膝に水がたまるのはなぜ?

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膝の水(関節液)は、関節包の内張りをしている滑膜が産生と吸収をしています。

軟骨がすり減ってできた摩耗物質が滑膜を刺激し、過剰に関節液をつくってしまうことで、産生と九州のバランスがくずれ、関節液がたまります。

医学的には水がたまっているから重症で、たまっていないから軽症ということはありません。

かぜにも鼻水が出るかぜなどいろいろな症状があるように、膝の関節の炎症症状の1つです。重症な方でも水がたまらない方も多くいます。

自分では判断が難しいですが、たまった水は小量なら放置してもかまいません。

しかし、水の量が多く、膝がパンパンになると、ひざが曲げにくくなることや痛みが強くなることもあります。

そのため、そのような場合には抜いてもらう必要があります。

たまった水を抜くことが、次の水を誘発する原因になることはありません。

しかし、ただ水を抜いただけでは原因は解決していないので、またすぐに水がたまってしまうことになります。

 

やっぱり体重は関節に負担をかけるの?

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膝は体を支えて運動しますのでかなり重要な関節です。

大きな負担がかかる場所であり、歩いているときは体重の約5~7倍、階段の昇り降りには7~10倍もの負担がかかるといわれています。

体が重ければそれだけひざにかかる負担も大きくなり、ひざを傷める原因になります。

実際に、アメリカの研究では、BMIが30以上の肥満女性は、25以下の女性よりも変形性ひざ関節症になる確率が4倍も高くなるという報告があります。

変形性ひざ関節症に限らず、肥満の人は減量してひざへの負担を減らしてしていくのが、重要なケア1つになります。

肥満はひざへ負担を大きくするだけでなく、高血糖や高血圧などのさまざまな生活習慣病の原因になります。

減量は全身の健康維持に大きく貢献しますから、これまで減量に積極的になれなかった人もぜひ取り組んでほしいです。

体重が減りはじめると、ひざへの負担が減って活動的になり、そうすると筋力や体力がついてさらに減量するというよい循環が生まれるでしょう。

 

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